会津若松ザベリオ学園 -学ぶ力は、生き抜く力だ。-

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会津ザベリオ学園からのお知らせ

朝日新聞社「いつもありがとう」作文コンクール、グランプリ受賞!

2012/12/01

ザベリオ小学生、全国No.1


ぼくのばあちゃん ありがとう

                          一ねん おおぜき そら
「ただいま。」
と、バスからおりてぼくがいうまえに
「おかえり。がっこうたのしかったか。」
と、まいにちまいにちいえのはたけから、おおきなこえでさけんでくれるのが、ぼくのばあちゃんだ。
ばあちゃんは、はたけでやさいやはなをつくるのがだいすきだ。ばあちゃんをさがすときは、いえのなかよりも、はたけをさがしたほうがはやい。三つはたけがあるけど、どこかしらのはたけにかならずいる。そして、ばあちゃんはぼうしをかぶって、てぶくろをはめて、ながぐつをはいている。そのかっこうをしているばあちゃんをみるとあんしんする。
ばあちゃんは、ゆうがたになるとやさいをたくさんもってかえってくる。にこにこのえがおで、
「いっぱいたべな。」
という。そして、たべきれないくらいやさいのおかずをつくってくれる。ぼくは、ときどきあきてしまう。でも、ばあちゃんがいっしょうけんめいつくったやさいは、かぞくのみんなをげんきにしてくれるとおもう。いつもいつもありがとうとおもっている。ばあちゃんのやさいは、げんきパワーのやさいだ。
ばあちゃんのげんきパワーのやさいのほかに、やるきまんまんパワーのでるものがある。それは、ぼくにゆうきをくれることばだ。
「そらは、だいじょうぶだ。」
といってくれるんだ。そういわれるとぼくは、ようし、やるぞというきもちになる。スイミングのテストのときも、すいえいのたいかいのときも、スキーのたいかいのときも、まえのひのよるにかならず
「だいじょうぶだ。だいじょうぶだ。」
といってくれる。どきどきしてきんちょうしているぼくは、あんしんする。そして、ぼくが、しっぱいしたときや、できなかったときでも、
「だいじょうぶだ。」
と、いってくれる。ぼくは、なきたくなっていたのに、あんしんして、なきわらいがおになる。そして、こころのなかで、ばあちゃん、ありがとうといっている。ばあちゃんの、だいじょうぶだのことばは、まほうのことばだ。
ばあちゃん、げんきパワーのやさいをいつもありがとう。いっぱいたべておおきくなったら、はたけをたがやすのをてつだうよ。ばあちゃん、やるきまんまんパワーのことばを、いつもありがとう。なんでもあきらめないでがんばるよ。だから、ぼくのために、かぞくのために、ながいきしてほしいんだ。ぼくは、ばあちゃんがだいすきだ。いつもいつもおうえんしてくれてありがとう。

朝日新聞社主催の「いつもありがとう」作文コンクールにおいて、37,049作品の中から会津若松ザベリオ学園小学校1年生の大関 宙(おおぜき そら)君がグランプリの最優秀賞に選ばれました。
11月24日には東京で表彰式があり、人々の前で宙くんが作文を発表してきました。
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